みんなのオシ本レビュー

テーマ:旅の本

海外へ行きたいと
初めて夢を見た

えいちゃん さん

群馬県

どくとるマンボウ航海記

北杜夫

新潮社

多分中学生だったでしょうか。友人たちのこと、家族のこと、世の中のことに対し、大人になりきれない精神が、右往左往していた時期に、人に勧められて読んだ記憶があります。文章が平易でありながら、中学生にもわかるユーモアに富んでいました。自分も船に乗って、仕事をしながら世界を回りたいと思ったものです。後々考えると、自然に冒険心や海外文化への憧れが胸の中に沸き起こり、それが他の物事へのとらえ方に影響していったと思います。私にとって脱・思春期、自我を確立する第一歩を踏み出す一冊として、思い出深い作品です。私は16歳で高校の山岳部に入り、日本各地を歩き、そして世界へと興味を持った作品です。多くの青少年に読んでもらい、世界に旅立ってもらいたいと思います。