みんなのオシ本レビュー

テーマ:食べる!の本

食べてみたい、るり子さんの料理

ひりこさん

長野県

妖怪アパートの幽雅な日常

香月日輪

講談社文庫

稲葉夕士くんが妖怪アパートで、アパートの住人たち・親友・高校の先生や友人たちに囲まれて成長していく物語。と言ってしまえば簡単だが、妖怪だろうが変人だろうが関係ない。いい奴とつきあっていけば厚みのある人間になれることを教えてくれる。特にそばにいてほしいのは、るり子さん。手首だけの妖怪なのに表情がある。その手首から作り出される料理の数々。エビのすり身のあんかけだし蕎麦(そば)、お酢でサッパリ牛肉のアスパラ巻き、イワシの洋風トマトスープなどなど、どれも絶品(食べたことないけど)。るり子さんがいれてくれれば、熱い梅昆布茶もいつもの梅昆布茶とは違う(飲んだことないけど)。夕士くんたちがるり子さんの料理をわしわしと食べている姿に私は癒やされる(見たことないけど)。