みんなのオシ本レビュー

テーマ:猫!猫!猫!の本

ねこと俳句とコミック!

S・メル子さん

神奈川県

ねこのほそみち 春夏秋冬にやー

堀本裕樹、ねこまき(ミューズワーク)

さくら舎

17文字の世界で愛しき猫を語り尽くす 「ねこのほそみち」は、猫を詠んだ俳句の解説書なのである。しかし小難しい俳句の解釈など一切ない。句もユニークなならその解説、そしてこの句一つ一つに添えられる漫画が三位一体となって、猫たちの暮らし、猫を思う人間の気持ち、猫のいる日常の風景を鮮やかに映し出してくれるのである。たった17文字の世界に、ちょっと憎らしくて、愛してやまない猫たちの姿や仕草、にゃーとなく声まで生き生きと描いている。何より俳句という限られた言葉で、溢れる猫愛と切ないまでの愛しき思いを語り尽している。その猫俳句の思いを余すことなく伝えるために丁寧な解説が書かれ、なおかつ豊かな発想から描かれた漫画が添えられている。俳句を通してより猫に親しみ、思いが強くなるまさにこれも「猫の本」なのである。