今月の話題本レビュー

AIが文明を衰滅させる ガラパゴスで考えた人工知能の未来

宮崎正弘 [著]

文芸社

定価1300円(+税)

暴走するAIを、
人間はコントロールできるのか

2017年、AI(人工知能)運用の投資信託に1000億円超の投資資金が集まったとか。また、将棋名人やチェスのチャンピオンをAIが負かし、介護ロボットが開発されるなど、AIは明るい未来を予測させます。しかし同時に、深刻な問題も山積みです。ロボット労働者が多用されれば失業率は上昇し、世界規模のサイバー・テロも脅威を増す一方。とりわけ核施設へのハッカー攻撃は深刻な危機を招きます。最大の衝撃は軍事ロボットの登場だといいます。人間は果たしてAIをコントロールすることができるのか。国際政治や経済の舞台裏について、独自の視点で解析し論評する著者が、日本と世界を脅かす数々の例を紹介しつつ、AIが人間を超える近未来に警鐘を鳴らします。