今月の話題本レビュー

「ズバ抜けた問題児」の伸ばし方

松永暢史 [著]

主婦の友社

定価1300円(+税)

「問題児」の才能を引き出す 子育て術と教え方のコツ

教育環境設定コンサルタントとして活躍する著者は、「和を乱す問題児」として育ったとか。自分はもしかしたらADHDではないかと思い至ったのは、50歳を過ぎてのことです。そんな当事者としての体験と、教育者としての視点を重ね合わせて「問題児」とされる子どもの教育法を記したのが本書です。何度も同じことで叱られる、空気を読まないなどの「問題児」は、ズバ抜けた才能を持つ「金の卵」。ただし才能を引き出すには、矯正ではなく、その子にあった教育環境を整えることが大切です。コンプレックスを与えない、「運命の人」を探すなど、体験に裏打ちされた育て方のルールや、具体的な教科ごとの対策、受験の心構えなどは、子育てに悩む親への心強いエールとなるでしょう。